「高学年になると勉強が難しくなる」のではなくて、低学年のうちにやるべき勉強をしていなさすぎ

2022年06月02日

来週より、塾生の夏期個人面談が始まります。国語道場では、データを重視した、ためになってやる気になる面談を心がけております。皆様のご来校を心よりお待ちしております。

小学校低学年のお子さんの保護者の方からよくいただくご質問に、「高学年になったら勉強が難しくなると聞きますが、うちの子は大丈夫でしょうか」というものがあります。

基本的に、低学年の時期から国語道場に来ていただいている方については、「大丈夫です」と自信をもって申し上げることができます。それは、国語道場が西千葉地区で独占的にご提供している読書指導「ことばの学校」が、低学年のお子さんのあらゆる学びの基礎となる力を育てることにきわめて有効だからです。

たしかに、学年を重ねるごとに学校では段階的に複雑なことを教わるようになっています。その点で「高学年になったら勉強が難しくなる」というのは事実ではあります。とはいえ、そんなことはついていければどうということはありません。高学年になってややこしいことを教わっても、ついていけるお子さんにとっては難しいというよりはやりごたえのあるものということになるでしょう。

問題は、高学年になって「難しい」ものを学ぶことになるまでに、それを十分に理解して解法を身に着け対応できるようになるだけの力を身につけられているかどうかです。したがって、高学年になるまでにどのように過ごすかが大切です。

それはすなわち、低学年のうちにいかにアタマを鍛えてきたかということです。いかがわしいオカルト的な幼児教育とか単調な計算練習とかではなくて、王道的な知的な訓練です。たくさん読書をして語彙力を増やし、ものごとをよく考えることであらゆる学びの基盤となる「国語力」を鍛えているかどうか、そしてこれまでに学んだことをそのままにしないで時期を見て復習し、完ぺきに身につけるようなことをしているかどうかということです。

先日の記事で、国語道場の生徒の日本語語彙量がいかに伸長しているかについてご紹介しました。一方で、低学年期の語彙力が急成長する時期を逃してしまっているお子さんは結構いるんです。そして小学4年、5年の頃には挽回がかなり難しいほどの基礎学力差が生まれているというのが現実です。結局、「高学年になると勉強が難しく」なってついていけなくなってしまうのは、低学年の時に十分に学びの基礎を育てていなかったことが原因なのです。

国語道場で低学年のうちからお子さんをお通わせになり、「ことばの学校」などを受講される方が「大丈夫だ」というのはこのようなわけです。国語道場の小学校低学年生たちは、確実にこの頭脳の爆発的な成長の時期をものにしています。