2014年10月23日 12:33

理性的に考えれば、子どもにスマフォを買い与えてはいけないのは当たり前

ここ数週間、アップルの創業者で iPhone や iPad の生みの親として知られる故スティーブ・ジョブズ氏が、自分の子供にはそれらのデジタル機器の使用を厳しく制限していたということが話題になっていますね。

日本では、中学生のスマフォ保有率が5割、高校生が8~9割と言われていますから、ちょっと考えさせられますね。

私は、最初期のスマートフォンであるシャープの W-ZERO3 ユーザでしたが、もともとスマートフォンは電子手帳付き携帯電話というものだったんですよね。複雑なスケジュールやタスク管理がパソコンと完全に同期できるので、大変重宝していました。

その頃から考えると、今のスマートフォンはおもちゃとしての機能ばかりが発達しているように思います。アップルの iOS 純正のタスク管理アプリで、仕事を日付順に並べ替えられるようになったのもつい最近という体たらくですね。

大人も子どもも、スマフォでやることはゲーム、 facebook や LINE などのSNS、 YouTube 等による動画視聴、そんなところではないでしょうか。昔のスマートフォンが電子手帳付き携帯電話だとすると、今のものは電話付きの携帯ゲーム機ですね。

ちなみに私は今はガラケーに手帳です。この方が明らかに効率が良いし、時間やお金の無駄遣いがなくなります。第一、なにか手が空いた途端にスマフォを取り出して見るようなはしたない人間にはなりたくないです。

さんざん報道されているとおりですが、スマフォは子どもの学習習慣に悪影響があります。今年の全国学力調査の結果でも、スマフォを長時間利用する子供の成績は明らかに悪くなる傾向があります

もともとガラケーの時代でも、子どもと携帯電話の利用についての問題はありました。そのほとんどが未解決のまま子どもたちがスマフォを持つようになったらどうなるか、そんなこと考えるまでもないことです。みんなが持つようになったからといってなんとなく子どもに持たせてしまう親の判断力の無さが情けない!

ちなみに国語道場の高校3年生は、全員ガラケー派です。なぜスマフォを持たないのか聞いてみると、自分がスマフォを持ったらきっと依存してしまうからだということです。子どもたちのほうがちゃんと自分で考えて判断しています

こう言うと、一部の私学ではスマフォの学校への持ち込みも認めているところがあるぞなどと言われる方もあるでしょう。でも、それって中学生が iPhone アプリを開発してしまうようなところですよね。

パソコンでも、ゲーム機でも、スマフォでも、それを与えられると使いこなせるようになる人と、それに使われてしまう人がいるというのは、厳然たる事実です。自分や自分の子どもがどちらなのかということは、冷静に考える必要があるのではないでしょうか。

さて、スティーブ・ジョブズですが、彼が自分の子供に iPhone も iPad も使わせていないということについて、人に散々売りつけておいて、とんでもないやつだといった批判をする人もいるようです。しかし、それはちょっと違うように思います。

ジョブズ氏は、ある意味謙虚な人だったのかなと、私は思います。つまり、自分の子どもは、自分の作った素晴らしい発明品を渡されると、それに依存してしまう方の人間かもしれないと認めていたのだと思います。

私たち親は、おそらくスティーブ・ジョブズもしたように、自分の子どもがデジタル機器をうまく利用できる人間なのか、それに依存してしまうのか謙虚に考えなければなりません。

まして、そんなものを子どもに買い与えて、子どもが勉強しないと嘆くようなことは、自分で火をつけておいて火事だと騒ぐようなことだと知るべきでしょう。

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