2014年06月30日 15:38

子どもを簡単に塾に入れてはいけません

小1の私の娘が、今年からピアノを習い始めました。ちょっと遅いとお感じなる方もいらっしゃるかも知れませんが、英才教育をするつもりはないので、これはこれで良いと思っています。


ピアノを習いたいというのは、かねて娘自身が希望していたものでした。これは、幼稚園の友達の話などから興味を持ったことなのだろうと思います。しかし、敢えてすぐには習いに行かせず、1年以上我慢させておきました。


果たして、1年以上経っても、彼女のピアノを習いたいという希望がなくなることはなかったので、小学校入学を機に、道場の卒業生が通っていた稲毛の音楽教室に通わせることにしました。


我が娘ながら、レッスンでは先生の言うことをよく聞き、家でも熱心に練習しています。1年間待って希望がかなった喜びもあるのでしょうが、彼女自身の中で自分は本当にピアノをやりたいのか考えたのではないでしょうか。


私自身はというと、子どもの頃にピアノを習わせてもらっていましたが、あまりやる気がなく、ろくに練習もしませんでした。娘がこうして熱心にやりたいことに取り組む姿を見るのは喜ばしいものです。


さて、この記事のタイトルですが、塾を経営している者が、「塾に簡単に入れるな」とは何をいっているのだと思われるかも知れません。しかし、塾や習い事をただやらせていれば親の務めを果たしたことになるなどとはお考えにならない、子どもにしかるべく成長して欲しいと思われる方にとっては、大切なことですので、書いておきたいと思います。


皆さんは、お子様の塾や習い事の始めどきを、きちんと見極めていらっしゃるでしょうか。私がお聞きしたいのは、その点です。


「早いうちにやらせておこう」とお思いになったり、テストの結果が悪かったことを受けられたりして、親御さんだけが先走って塾に行かせることを決めてしまわれるようであると、成果がなかなか上がらないことが多いです。きちんとお子様とコミュニケーションを取ることが大切です。


「早いうちにやらせよう」と思われるのであれば、少なくとも子どもには学びたいという意欲がなければなりません。成績不信を克服させたいとお思いであれば、子どももどうにかしなければ、という気持ちが少しでもあることが必要です。親と子の間にこうした気持ちが共有できて初めて塾に入れるのが良いと思います。


「なぜ塾に通うのか」ということについての親子の共通認識が欠けていると成果が出にくいのは、ひとえにお子様に謙虚に学ぶ姿勢が足りなくなってしまうことに原因があると思います。「どうして塾に通うのか」ということについての親子の話し合いができていないお子様は、あからさまにそういうことを言うわけではありませんが、「親が子どもを塾に通わせるのは当たり前」、「自分が塾に通わせてもらえるのは当然だ」といった傲慢な観念、感謝の念のなさが、どうしても見え隠れしてしまいます。


せっかく塾に来させてもらっているのだから、虚心坦懐にその教えを守っていけばよいのに、「自分のやり方」をいたずらに押し通そうとします。素直になれずに、自分が変わらなければいけないことがなかなか理解できません。平気で宿題を忘れたり、授業を休みがちになってしまったりします。


塾に通わせることで、相応の成果を期待するのであれば、少なくとも次の点にご留意いただけるとよいと思います。


まず、親御さんが現状をを把握していること。直近のテストの得点や順位などですね。次に、お子様が近い将来どうなって欲しいのか明確なヴィジョンを持つこと。志望校でもいいと思いますし、そこまでイメージが掴めなければ、テストでどれくらいの位置につけるようになって欲しいのかといったことです。


そしてお子様ですが、自分から塾に行きたがらないこともあるでしょうけれども、それはあまり重要ではありません。大切なのは、危機感を感じてはいること。親御さんの考えがちゃんと伝わっていることです。


親御さんとお子様との間でこうしたことがきちんと確認できれば、その時こそ塾への入り時だと言えます。

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