2015年03月10日 02:49

志望校を早く決めたほうがよいというのは本当か

 結論から言いますと、まったくそのとおりです(笑)。

 国語道場では、平成27年度千葉県公立高校入試で、おかげさまで受験生全員が合格を勝ち取ることができました。ある保護者の方からは、「最初はこの学校を受験できるとも思っていませんでした。感謝します」というメールを頂戴し、こちらも本当に感激してしまいました。

 国語道場では、偏差値を何ポイントも上げ、1ランクも2ランクも上位の高校への合格を果たす受験生が毎年いますが、こうした受験生は、まず例外なく早いうちに志望校が決まっています。では、なぜそうなるのでしょうか。

 いつまでも志望校を決められない受験生は、時間的に追い込まれて、とりあえず「偏差値で受かりそうなところ」を選択することになります。この、「偏差値で受かりそう」というところにワナがあります。

 偏差値は、成績評価としては相対評価の代表的なものです。つまり、他の人と比べて、自分がどれくらいの位置にいるのかというポイントです。

 ということは、周囲の状況や自分の位置はテストのたびに変わります。例えば、中3受験生ともなると、ほとんどの生徒は継続的に努力を続けているでしょうから、仮に1ヵ月間自分の学力が全く変わらなかったとしたら、周囲に比べると相対的に学力が下がることになります。

図 努力する集団の中では、「現状維持」では偏差値が下がってしまう

 ここで、「今の偏差値で受かりそうな」ところを選ぶ心理を考えてみましょう。それは、「この学校だったら今のままで大丈夫かな」というところでしょう。しかし、上のとおり、「現状維持」では、全体の中での相対的な成績は下がってしまいます。

 このような発想で「志望校」を選んでいては、数ヵ月後、目の前の直近の自分の偏差値を見て、さらに「志望校」を下げることになるでしょう。いつまでも志望校を決められず、追い込まれて選ぶ受験生が失敗しやすいのは、このような理由によることが多いのではないでしょうか。

 しかし、ここから分かることは、要するに志望校は、高めの目標をとっとと決めることが肝要だということになります。こういってしまうと、非常に簡単なことのようですが、では、なぜこの簡単なことがなかなかできないのでしょうか。次にそれを考えてみましょう。

 本当に何も考えていないという人もいるかもしれません。しかし、国語道場がある文教地区、西千葉で、例えば千葉東高校はどれくらいで、○○先輩が行ったとか、そういった類の話を聞いたことがないという人は皆無でしょう。本当に何も考えていないなどという人は、まずいないとみていいのではないかと思います。

 それでは、子どもは自分の志望校をなかなか決められない理由があると考えられるのではないでしょうか。

 私が見るところ、いささか申し上げにくいのですが、やはり親御さんとの関係が大きいのではないかと思います。いろいろな状況が考えられますが、代表的なものをいくつかあげたいと思います。

ケース1 親が決めなくてよいと事実上言っている

 私は、面談の折などに、お子さんに「志望校はどこですか」とよく尋ねます。そうすると、しばしばお子さんが当惑され、2秒後にはその親御さんが、「まだ中1ですから、そういうことはまだ決まっていません」と割り込まれることが多いです。

 本当にこれは判で押したようによくあるケースなのですが、やはり考えていただきたいところではあります。中1であろうと小学生であろうと、志望校が決まっているお子様は決まっているのです。もちろん、まだ決まっていないことがいけないということではありません。しかし、親御さんが決まっていないことを自分の子どもの学齢では当たり前だと思いこんだり、そのように発言して判断の保留を当然と子どもに思い込ませてしまうことは、厳に慎まれるべきことです。

ケース2 現状の遠慮から言い出せない

 本当は行きたい学校はあるのだけれども、目の前の成績からはそんなことを言い出すのが恥ずかしいなどなど、心理的抵抗があるケースも少なくないでしょう。これは、一見子どもが勝手に遠慮しているように見えますが、実際は勉強に対する劣等感を植え付けられた結果です。

 なかなか難しいことですが、以前の記事にも書いた通りで、自分の子どもを驚異的に伸ばすことができる親御さんは、子どもに自分の言いたいことの半分も言わないものです。学校では教わりませんが、これは基本です。

 思ったことを自分の気分に任せて何でもぶつけてしまうことが、子どもに勉強に対する劣等感を植え付け、結果的に志望校を決めるということも言いだせない心理を作っていることを認識していただきたいと思います。

ケース3 志望校を決めて努力するのがいや(でも「変なところ」には行きたくない)

 いろいろな要因が複雑に絡み合った状況であると思います。放っておくと、ぎりぎりになるまで目標の決定も勉強の努力もしません。自分に合った学校研究もろくにしていないうえに、プライドが高いので、ある種のネームバリューだけでぎりぎりになって受験校を決めますが、そもそも無謀な決定なので、失敗する可能性が高くなってしまいます。

 3つ目のケースでは、一刻も早く塾に行かせるべきかと思います。

 国語道場の受験生は、ほとんど全員が毎日のように塾で勉強していますから、そういうお子さんでなければいけないのかと思われるかもしれませんが、最初からみんなそうだったのではありません。道場で学び、私やスタッフと語らい、モチベーションを高めていくうちに、自分から毎日勉強することを決められるようになるのです。

 国語道場は個別指導なので、自分のペースで自分に合った学習を進めることができます。それと同時に、子どもたちを仕切りの中に押し込めるようなことはせず、オープンな教室で学んでいますから、他に頑張っている友達から刺激を受けることができます。

 本来子どもは誰でも、自分が頑張ることに喜びを見出すことができるものです。どうぞ実績ある国語道場にお任せください。

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