「学ぶ力」が一目瞭然、「読書指数診断」の結果を返却しました

2022年05月28日

現在、他の塾に通っているという保護者の方から、次のようなご相談を受けることがあります。

「今通っている塾で、国語力がないと言われています。」

「読解力がないと言われてしまって・・・。」

う~ん(゜_゜)

そんなこと言われても、じゃあどうすればいいのよと言いたくもなりますよね。

塾なんですから、勉強に関する問題だったら、このようにすればいいというアドバイスがあるなり、うちの塾ではこのようにして国語力を伸ばしますなんて提案があるなりするべきだと思いませんか?

アドバイスがあるにしても、「読解力をつけるために本をたくさん読みましょう」と言われるとか、その程度であることが多いんじゃないでしょうか。

そんな、お子さんに読書をさせろなんて言われても、そう簡単にはいかないですよね。

それに、これについてはいずれ機会があったらぜひ触れたいと思っているのですが、読書量=国語力というのは少々怪しい話なんですよ。実際、これをお読みになっている方の中にも、一流大学を出ているけれども、実は子どもの頃、そんなに本を読んでいなかったという方は結構いらっしゃるんじゃないでしょうか?

もちろん、良書を多読させることで、国語力を大きく伸ばすことは可能です。やり方が非常に重要ですね。その一つの、最も効果的な方法が、国語道場が西千葉地区で独占的にご提供する読書指導「ことばの学校」です。

その「ことばの学校」に付属する、語彙力と読みの正確さを明らかにするテストである「読書指数診断」の成績表の返却が終わり、生徒の指導内容へのフィードバックが完了したところです。

「読書指数診断」では、まずお子様の推定語彙量を測定することができます。

かねて何度もお伝えしておりますように、中学校課程の学習内容を完ぺきに理解し、上位層の成績を維持することができる日本語語彙量は、30,000語程度です。これがどれくらいの量かと言いますと、小学生用の国語辞典1冊分です。小学生用の国語辞典だったら、どのページを開いても意味の知らない言葉はないという状態です。

今回は、残念ながらこの推定語彙量30,000語に到達した生徒はいなかったのですが、語彙力に顕著な伸びがみられる生徒が現れています。子どもの語彙量は、平均で1年間に1,000~2,000語程度増えていくものなのですが、それを大きく上回る伸びを見せてくれています(*^^)v

緑町中1年 D君 半年で語彙量3,500語アップ!

緑町小5年 K君 半年で語彙量4,200語アップ!

千草台小4年 Y君 半年で語彙量9,800語アップ!

その他にも、前回半年前と比べて1,000~3,000語程度語彙量が増えている生徒も何人もいました。

このように語彙力が向上しているお子さんですが、問題を解いて答案を作成する段階での思考がしっかりとしてきているということが言えます。よく考えて答えを書いているので、答案について「どうしてそう思ったの?」と尋ねられても明確に答えられますし、記述式の解答も簡潔でありながら足りないところがないといった感じになってきます。結果的に当然正答率も上がってきます。

しかし、一番うれしく思われるのは、人間的にもしっかりとしてきていることが感じられることですね。言葉は人を育てます。

全体的に、学年が低いほど、短期間で急激な語彙力向上を果たせる傾向があるようです。脳の若さ、柔軟さが原因でしょうか。兄弟で通っていただいているケースですと、下のお子さんが一気に上のお子さんと同等のグレードまで上がることもしばしばあります。

子育てに遅すぎるはないなどと言われますが、言語能力に関しては、早いに越したことはないようです。